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2025.11.1

みどりクラウド10周年にあたって

2015年11月1日から発売を開始したみどりクラウドは、2025年11月1日で10周年を迎えました。
ここまで大変多くの皆様にお力添えいただき、また、多くの利用者の皆様に支えられてここまで来ることができました。

この場を借りて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

10周年を迎えましたが、未だ農業が抱える課題解決には程遠いと感じております。
この10年間で日本の平均気温は約1.5℃上昇(1)し、猛暑日が年間20日異常発生(2)することが常態化しています。みどりクラウドは、こうした厳しい環境における持続的な農業生産のお役に立てるようにさまざまな取り組みを行なってまいりました。10周年という区切りのタイミングで、改めてこの10年で何をやってきたのかを少し皆さんにご紹介させていただき、改めてみどりクラウドを知っていただきたいと考え、筆を取ることにいたしました。

みどりクラウドは2014年に大阪公立大学(当時の大阪府立大学)、エスペックミック株式会社との共同研究の中で生まれてきたプロダクトです。当初は、閉鎖型植物工場における環境モニタリングを主として始まった取り組みでしたが、植物工場だけではなく施設園芸でも役に立つのではないかという助言をいただき、2014年10月に宇都宮の生産者の圃場に設置したところから始まりました。翌年の2015年11月にはみどりクラウドとして販売を開始し、発売直後からたくさんの生産者の皆さんに導入いただきました。

2016年にはCO2センサーをリリースし、その翌年2017年にはみどりボックスPRO、環境制御オプション、みどりノート、営農支援アプリと、まさに立て続けに機能を追加してきました。その後は、2020年に4G版(3)、ファームクラウドをリリースしています。 2020年以降、あまり目立った新機能はリリースしていませんでしたが、昨年、久しぶりにみどりスイッチという新しい機能をリリースしました。みどりスイッチは遠隔で機器に対して電気信号を送ってスイッチをONにするサービスです。灌水タイマーなど、スイッチをONさえすれば自動的に動いてくれる機器の遠隔操作にお使いいただいています。

さて、みどりクラウドを始めた頃は、まだスマート農業という言葉が一般的に使われていませんでしたが、この10年間でさまざまな機器やサービスが登場し、農業生産の方法に幾つかの新たな選択肢が生まれてきたことは感慨深いものがあります。

スマート農業技術には、1. 省力化による労働生産性を高める、2. データ他活用で栽培技術を高めて反収を向上するという2つの効果が期待できます。省力化は機械化の文脈の延長線であり、導入するだけで効果を得ることができることから、普及が進んでいると感じています。施設園芸であれば、統合環境制御装置による自動環境制御や、環境モニタリングによる遠隔監視もこの一つです。一方で、データ活用による栽培技術の向上は、その普及は当初の期待よりも進んでいません。

私たちは2021年から2023年にかけて南島原市でデータを活用したアスパラガス栽培に取り組んできました(4)。この取り組みの中で、農業の再現性の低さや、栽培の多様性、データ分析の複雑性といった壁が立ちはだかっていることをまざまざと感じました。この壁はなかなかの壁でして、いまだになかなか乗り越えることができていません。しかしながら、近年新たに登場した生成AIを活用することで、こうした壁を乗り越えることができるのではないかと考えています(5)。

一方で、みどりクラウドは青果流通における課題解決にも取り組んできました。2017年に開始した営農支援アプリでは、青果物市況情報や品目の値動きを可視化するサービスを無償で提供しています。

そこから派生し、2021年にはデータ駆動青果流通支援コンソーシアムとして、過去の青果流通データと気象データに基づいてAIで各産地の出荷量を5週間分予測するシステムの開発に取り組んできました(6)。青果流通の現場の多くが属人的な判断が行われているため、こうしたデータは青果市場の流通に役に立つだろうと考えて進めていましたが、それよりも優先して解決すべき課題だったのが、青果流通の現場で行われている目視による計数と、紙とFAXによる情報伝達でした。こうした情報伝達は、情報精度が低く、伝達に時間を要していました。また、その結果、産地における荷待ち時間が生じ、それが物流2024問題につながっていることも明らかとなりました。こうした課題を解決するため、2023年から生産者とJA間の情報伝達をデジタル化するみどりクラウドらくらく出荷の提供を行い、JAにおける80%以上の省力化や情報精度の向上を実現しました(*7)。当初は集出荷のデジタル化からスタートしましたが、さらに、市場からJAに伝達される市況の集計や、仕切りに基づく生産者への支払いの精算、栽培履歴(防除・肥料)の管理まで、らくらく出荷の機能は拡大しています。


みどりクラウドは、生産を支援する環境モニタリングからスタートし、現在では流通を支援するサービスまでその領域を拡大してきました。今までは、それぞれ個々のサービスとして提供していましたが、今後は、生産と流通を連携させていくことで、フードバリューチェーン全体を支えるサービスに成長させていければと考えています。10年後に農業がより豊かな産業となっていることを目指して、今後も課題解決に取り組んでまいります。

2025年11月1日
株式会社セラク みどりクラウド事業部

*1: 日本の年平均気温偏差(気象庁)
https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/temp/list/an_jpn.html
*2 大都市における猛暑日日数の長期変化傾向
https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/himr/himr_tmaxGE35.html
*3 みどりボックス/みどりボックスPRO 3G版について
3Gは2026年3月末に停波予定です。お使いの方は4G版への切り替えをご検討ください。
*4 南島原スマート農業推進プロジェクト
https://info.midori-cloud.net/column/smart-agri/20220331_1476/
*5 2024年度福岡未踏的人材発掘・育成コンソーシアムにおける2024年度Solve課題として取り組みました。その成果は、農業情報学会2025年度年次大会のオーガナイズドセッションにて発表いたしました。
*6 AIの活⽤により⻘果出荷量の予測を実現
https://info.midori-cloud.net/news/20230427/
*7 みどりクラウドらくらく出荷
https://info.midori-cloud.net/news/20230329/

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